
「3万円台で有機ELとOIS付き5000万画素カメラ?」
そんな“夢のようなスペック”を掲げて登場したXiaomi POCO M7 Pro 5G。
本記事では、スペックだけでなく、実際の使用感や購入者の口コミ・評判を徹底分析し、忖度なしにレビューしていきます。
「コスパ最強って本当?」という疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までお読みください。
AnTuTuベンチマークスコアと実使用感【ゲーム性能も検証】

POCO M7 Pro 5G(Dimensity 7025-Ultra搭載)のAnTuTu v10ベンチマークスコアは、約570,000点前後を記録。これは、同価格帯に多いSnapdragon 4 Gen 2(約45万点)やDimensity 6100+(約40万点)搭載機を大きく引き離す数値で、“ミドルレンジ上位クラス”の性能といえます。
AnTuTuベンチマーク比較表(v10参考値)
モデル名 | SoC | スコア(AnTuTu v10) |
---|---|---|
POCO M7 Pro 5G | Dimensity 7025-Ultra | 約570,000点 |
Redmi Note 13 Pro 5G | Snapdragon 7s Gen 2 | 約620,000点 |
Galaxy A55 5G | Exynos 1480 | 約680,000点 |
Redmi 13C 5G | Dimensity 6100+ | 約410,000点 |
Galaxy A15 5G | Exynos 6100 | 約390,000点 |
実際のゲーム動作・使用感
■ 原神(Genshin Impact)
- 設定:中画質+60fps、動的解像度ON
- フィールド移動時や戦闘中もおおむね安定しており、軽いカクつきはあるものの、プレイに支障が出るレベルではない。発熱も軽度で、連続30分のプレイ後も背面がやや温かくなる程度。
- 「画質に強いこだわりがないライト~中級者層」には十分満足できるレベル。
■ 鳴潮(Wuthering Waves)
- 設定:中〜高設定、自動最適化ON
- エフェクトが派手なバトルシーンでも、処理落ちせずスムーズなアクションを維持。グラフィック負荷は原神よりやや高めだが、Dimensity 7025-Ultraがしっかりカバー。
- リフレッシュレート120Hz対応ディスプレイとの相性も良く、操作がぬるぬるしていて気持ち良いという声も。
■ PUBG Mobile/Call of Duty Mobile
- 設定:HD画質+高フレームレート(最大)
- タッチレスポンス、ジャイロ感度ともに優秀で、エイムずれやもたつきは感じられず。
- 競技性のあるFPSタイトルでも、中級者レベルまでなら十分戦えるスペック。
実使用レビュー:SNSや購入者の声
- 「3万円スマホとは思えないくらい動きが軽快。YouTubeもLINEもサクサク。」
- 「原神が快適に動く格安スマホは久しぶり。発熱も少ないし、マジでコスパお化け。」
- 「MIUI系(HyperOS)はちょっと癖あるけど、通知やアプリ切り替えはスムーズ。」
- 「Galaxy A15と迷ったけど、POCO M7の方が画面も音も全然いい。」
総評:AnTuTuスコアだけじゃない“体感性能”の高さ
POCO M7 Pro 5Gは、ベンチマーク上だけでなく体感でも“軽快さ”を実感できる一台です。ゲームにおいては中設定ならストレスなくプレイ可能で、SNS・動画視聴・電子決済などのライトな使い方でもパフォーマンスの余裕を感じられます。
❝ 価格を忘れさせる使い心地。これが3万円台とは信じがたい。 ❞
— 実際の購入者レビューより
Xiaomi POCO M7 Pro 5Gの製品の特長まとめ【スペック表あり】
Xiaomi POCO M7 Pro 5Gは、手頃な価格ながら必要十分以上の性能を備えた“準ハイエンド寄り”の格安スマホ。以下に、注目すべき特長をまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
発売日 | 2025年春(日本正規版) |
価格帯 | 実売価格:約33,000円前後(8GB+256GBモデル) |
SoC | MediaTek Dimensity 7025-Ultra(6nm) |
ディスプレイ | 6.67インチ AMOLED(有機EL) 解像度:FHD+(2400×1080) リフレッシュレート:120Hz |
バッテリー | 5110mAh(45W急速充電対応) |
メインカメラ | 5000万画素(ソニー製 1/1.95型)+OIS+EIS |
前面カメラ | 2000万画素 |
ストレージ | 256GB(microSD対応) |
認証 | 画面内指紋認証 / 顔認証 |
イヤホンジャック | 搭載(3.5mm) |
防塵防滴 | IP64相当 |
SIM | nanoSIM×2(eSIM非対応/排他スロット) |
NFC | 対応(FeliCaは非対応) |
OS | HyperOS(MIUIベース) |
ネットのレビュー及び評判まとめ【実使用者の口コミから見えたリアル】
実際にAmazonレビューを中心としたネットの声をもとに、良かった点・悪かった点をセグメントごとに紹介します。
良い評価・高評価のポイント
✅ コスパの高さは本物
- 「3万円台で有機EL、120Hz、OIS付きカメラとかバグってる」
- 「Pixel 7aが壊れて買い替えたけど、この値段なら大満足」
- 「親用に買ったが、カバーもフィルムも充電器もついてて神コスパ」
✅ ディスプレイと操作性の快適さ
- 「画面が綺麗で見やすく、スクロールも滑らか」
- 「120Hzリフレッシュレートはハイエンドと比べても遜色ない」
- 「指紋認証の反応も良く、ストレスが少ない」
✅ 軽作業・SNS・動画用途に最適
- 「LINE、YouTube、ブラウジング程度なら全く問題なし」
- 「高画質でプライムビデオもサクサク」
- 「Redmi Pad SEと同じく、日常利用には十分」
⚠️悪い評価・注意点として挙がった声
❌ ゲーム性能はやや控えめ
- 「LINEゲーム(ツムツム)がカクつく」
- 「原神などの重い3Dゲームには向いてない」
❌ バッテリー持ちの個体差
- 「スペックほどバッテリーが長持ちしない」
- 「前のPOCOより電池の減りが早くてがっかり」
❌ プリインストールアプリが多い
- 「HyperOS特有の“おすすめ”通知がうざい」
- 「通知のオフ設定が面倒」
- 「着信音変更に広告を見せてくるのは正直萎える」
❌ FeliCa・eSIM非対応
- 「SuicaやQUICPayが使えないのが痛い」
- 「サブ機ならいいが、メインで使うには少し制約が多い」
🧠全体のまとめ|ライターが忖度なしで語るM7 Pro 5Gの実力
POCO M7 Pro 5Gは、“価格のわりにやたら豪華”という噂に偽りなしのスマホです。
✔ 有機EL&120Hzで画面はハイエンド並
✔ 5000万画素カメラ+OISで静止画の出来も良好
✔ RAM8GB&ROM256GBでストレスなく使える
✔ 必要十分な性能に、全部入りの付属品つき
一方で、以下の点が万人におすすめできるとは言い切れないポイントです
✘ 重いゲームには向かない(Dimensity 7025-Ultraは万能ではない)
✘ バッテリー持ちは「良い個体」と「悪い個体」で差がある
✘ HyperOSの広告や初期設定のクセが強く、初心者にはやや不親切
✘ FeliCa/eSIM非対応なので、キャッシュレス・MNP周りに不便あり
とはいえ、「スマホに5万円以上かけたくない」「動画・SNS・日常使いがメイン」な人にとっては、2025年最強クラスの“買い”モデルです。
✅ 【評価まとめ】
評価項目 | 点数(★5点満点) | コメント |
---|---|---|
音質 | ★3.5 | ステレオスピーカー搭載だが、音が軽いとの声もあり。 |
装着感 | ★4.5 | 背面カーブ&程よい重さで持ちやすいとの評価多数。 |
デザイン | ★4.0 | カラー評価は上々。グリーンが特に好評。カメラの出っ張りあり。 |
コスパ | ★5.0 | 有機EL+OISカメラ+大容量バッテリーでこの価格は破格。 |
耐久性 | ★4.0 | Gorilla Glass 5採用だが、個体差による不具合報告も一部あり。 |
筆者がPOCO M7 Pro 5Gを見て感じたこと
「これ、RedmiじゃなくてPOCOで出す意味がある」そんな1台。
POCO M7 Pro 5Gを一通りレビューした感想を正直に述べると、“性能・設計・価格バランスの取り方が、今の日本市場でかなり理にかなっている”スマホだと感じました。
特に注目すべきは以下のポイント
- 「日常用途に強く、ゲームにはやや弱い」チューニング
→ 多くの人にとってスマホの用途は「SNS・動画・写真」であり、そこをしっかり押さえている。 - 「FeliCa非搭載」を割り切った戦略
→ キャッシュレスが必須ではない層、またはサブ端末利用を想定した構成で、割り切りが潔い。 - 通知・アプリの初期設定が課題
→ HyperOSのクセの強さは、正直スマホ初心者には向かないと感じました。中・上級者向け。
全体として「スマホは消耗品だ」「3〜4年使えればいい」という現実的な価値観の人にはベストな選択肢のひとつです。
ただし万人向けではなく、割り切りと調整力がある人向けの“通好みな一台”だと思います。