
Filmoraは初心者でも使いやすい動画編集ソフトとして人気ですが、永続ライセンスを購入しても、勝手にメジャーアップデート(例:Filmora13→14)されてしまう仕様があるため、不満の声が少なくありません。
この記事では、Filmoraのメジャーアップデートをさせない方法を中心に、自動アップデートを無効化する手順や旧バージョンを維持する方法、さらには永続ライセンスで後悔しないための注意点まで詳しく解説します。

Filmoraはなぜ自動でメジャーアップデートされるのか?
Filmora永続ライセンスでも強制アップデートされる仕様
Filmoraでは、「買い切り(永続)ライセンス」を購入しても、ソフトの起動時に自動で新バージョンの確認が行われ、メジャーアップデートが半強制的に推奨されることがあります。これは永続ライセンスであっても例外ではありません。
Filmora無料版・有料版のアップデートの違いとは?
無料版は基本的に最新版を使用する前提で提供されていますが、有料版(特に永続ライセンス)は購入時点のバージョンを使い続けられることが前提です。ただし、Filmora自体に「自動アップデート無効化」の設定が存在しないため、ユーザー自身が防御策を講じる必要があります。
メジャーアップデートとは?通常のアップデートとの違い
Filmoraにおける「メジャーアップデート」とは、UIや機能が大きく変わるバージョンアップ(例:Filmora 13 → 14)を指します。軽微なバグ修正や安定性向上とは異なり、操作性や互換性に影響を与える変更が含まれるため、旧バージョンに慣れたユーザーにはストレスになることがあります。
Filmoraのメジャーアップデートをさせない方法【完全ガイド】
Filmoraの自動アップデートを無効にする設定はある?
現時点(2025年6月)では、Filmoraにはソフト内で自動アップデートを完全に無効にする設定は存在しません。そのため、以下のような外部手段を用いる必要があります。
WindowsファイアウォールでFilmoraの通信を遮断する手順
- コントロールパネル > Windows Defenderファイアウォールを開く
- 左メニューから「詳細設定」→「送信の規則」を選択
- 新しい規則を作成 > プログラム >
C:\Program Files\Wondershare\Filmora
内のFilmora.exe
を指定 - 「接続をブロックする」を選び、名前を「Filmoraアップデート遮断」などに
この方法により、FilmoraがWondershareのアップデートサーバーと通信できなくなり、自動更新通知が表示されなくなります。
hostsファイルを使ってアップデートサーバーへの通信をブロック
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
を管理者権限でメモ帳などで開く- 以下のように追記:
127.0.0.1 updates.wondershare.net 127.0.0.1 platform.wondershare.com
- 上書き保存(管理者権限が必要)
この方法でも、アップデート確認ができなくなるため、旧バージョンの維持が可能です。
オフライン環境で旧バージョンを固定して使う方法
インターネットに接続しないPCや、仮想マシン上でFilmoraを動かすことで、アップデート通知を完全に排除できます。
- 永続ライセンスの場合、ライセンス認証後はオフラインでも動作可能
- インストール時のバージョンを保持するだけでUIや機能が固定される
Filmoraの旧バージョンを使い続ける方法と注意点
旧バージョンのインストーラーを保存しておくべき理由
Wondershareの公式サイトでは旧バージョンのインストーラーが随時削除されるため、自力で再入手することが困難です。
対策:インストーラー(例:Filmora_13.x.x_full.exe)をUSBなどに保存しておく
Filmoraバージョン14・13・12を維持するメリットとデメリット
メリット:
- 軽くて安定している(特に低スペックPC)
- UIや操作性に慣れている
- 追加課金を避けられる(AI機能など)
デメリット:
- 新しい素材・テンプレートに非対応
- 不具合修正が受けられない
- セキュリティリスク(ごく稀)
旧バージョンで生じる不具合や非対応機能に注意
旧バージョンでは、一部の最新エフェクトやフォント、AI機能が動作しない場合があります。特に、Filmora 14で追加された「AI音声編集」や「動画自動生成」機能は利用できません。
Filmora永続ライセンスで後悔しないために知っておくべきこと
「永続ライセンス=アップデートされない」は誤解
永続ライセンス=ずっと同じバージョンが使える、というのは誤解です。Filmoraは自動的に新バージョンの案内が表示され、誤ってアップデートしてしまう可能性が高いです。
Filmoraのアップデート通知を無視し続けるとどうなるか?
- 無視しても使用は継続可能
- ただし、クリックミスなどで誤ってアップデートを進めてしまう危険あり
- インターネット接続中は常に通知リスクがある
メジャーアップデート後に不満が出たユーザーの声
「Filmora14が重くなって使い物にならない」
――(永続ライセンス購入者・50代男性)
「レイアウトやUIが変わって編集効率が落ちた」
――(副業YouTuber・30代女性)
【結論】Filmoraは手動でアップデート管理しよう
Filmoraは使いやすい動画編集ソフトですが、永続ライセンス=アップデートされないと思い込むと後悔する可能性があります。
自動アップデートを止めるには、
- ファイアウォールの遮断
- hostsファイルの編集
- オフライン運用
など、ユーザー側の工夫が必要です。旧バージョンを維持したい方は、インストーラー保存+通信遮断のセット運用が最も安全です。