DELLのInspiron 7373のバッテリー充電量を80％で止める方法

なぜ充電量を８０％で止める必要があるのですか？
1. バッテリーの寿命を延ばす
バッテリーの充電量を50%～80%に設定する方法
1. Inspiron 7373で充電量をコントロールする手順
バッテリーを長期間保管する場合
1. 理由
DELLのInspiron 7373について
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なぜ充電量を８０％で止める必要があるのですか？

DELL製ノートパソコンInspiron 7373をはじめ、ノートパソコンやスマホなどでバッテリー充電量を80％で止める理由は、主にバッテリーの寿命を延ばすためです。リチウムイオンバッテリー（多くのノートパソコンやスマートフォンに使われているバッテリー）は、満充電（100％）や極端に低い充電状態（0％に近い状態）で使い続けると、劣化が早く進みます。

バッテリーの寿命を延ばす

化学的劣化を防ぐ
リチウムイオンバッテリーは、100％の充電状態を維持すると内部で化学反応が進み、バッテリーの容量が少しずつ減っていきます。これを避けるために、80％前後で充電を止めることで、バッテリー内部の負担が減り、劣化を遅らせることができます。
過充電による熱の発生を抑える
バッテリーが満充電になると、それを維持するために余分な熱が発生する場合があります。高温はバッテリーの寿命に悪影響を与えるため、80％で止めることで熱の発生を抑えることができます。
長期間使用時のバッテリー寿命を延ばす
ノートパソコンを長時間電源に繋いだまま使うことが多い場合、常に100％充電されているとバッテリーが劣化しやすくなります。80％で充電を止める設定にしておくと、バッテリーの寿命が延び、長く快適に使用できます。

バッテリーの寿命を気にする場合、20％～80％の間で使用するのが最も理想的とされています。

バッテリーの充電量を50%～80%に設定する方法

DELLパソコンInspiron 7373のバッテリーを50%～80%の間で充電したい場合、次の手順で設定できます。BIOSという普段は見ない少し難しそうな画面に行きますが、1つ1つゆっくり進めれば大丈夫です！

Inspiron 7373で充電量をコントロールする手順

手順1

パソコンの電源を入れます。

電源を押した後、すぐに「F2」キーを何度も押し続けてください。
すると、BIOSという設定画面が表示されます。

こちらがBIOSという設定画面になります。

液晶壊れで退役間近のため見にくく申し訳ないのですが、イメージは伝わると思います。

手順2

BIOS画面が表示されたら、[Power Management]（パワーマネジメント）を選択します。

キーボードの矢印キー、または、タッチパッドを使って選択できます。

手順3

[Advanced Battery Charge Configuration]（高度なバッテリー充電設定）を選択します。

ここで「Enable Advanced Battery Charge Mode（高度なバッテリー充電モードを有効にする）」のチェックを外します。

手順4

[Primary Battery Charge Configuration]（主要バッテリー充電設定）を選択します。

表示された項目の中から「Custom（カスタム）」を選択します。
その下にある充電量の設定を50%～80%に変更できます。

私はノートパソコンをつなぎっぱなしで使用していたので、充電量の設定を50%～65%にしていました。

手順5

設定を保存します。

「Apply（適用）」をクリックし、確認ウィンドウが表示されたらチェックを入れて「OK」をクリックします。
右下のExitをクリックすると再起動します。

この設定にした場合、パソコンに電源コードを繋いだときのバッテリーの挙動は次のようになります。

充電が50%以下の場合:
バッテリーが50%以下の状態で電源コードを繋ぐと、充電が自動的に開始されます。設定により、バッテリーの充電は80%まで行われます。
充電が80%に達した場合:
バッテリーが80%に達すると、充電が自動的に停止します。それ以上充電されず、80%の状態を保ちます。
80%以上の場合:
もしバッテリーがすでに80%以上の充電状態であれば、電源コードを繋いでも充電は行われません。バッテリー残量が80%以下になるまで、充電は再開されません。
パソコンを使用しながら充電する場合:
電源コードが繋がれている状態でパソコンを使用すると、バッテリーが50%未満になった時点で再び充電が開始され、80%に達したら再び停止します。