
結論|Windowsユーザーにウイルスソフトは基本「不要」です
Windows Defenderは“無料”かつ“高性能”
Windows10や11のパソコンには、最初から【Microsoft Defender(旧称:Windows Defender)】というウイルス対策機能が無料で入っています。しかも「基本機能だけ」ではありません。
リアルタイム監視・スキャン・ランサムウェア対策・ファイアウォールまでフル装備。実はこれ、一般的な有料ソフトと同等かそれ以上の機能を持っているのです。

えっ!?パソコン買ったときからウイルス対策ソフト、もう入ってたの?知らなかった…!
さらに言えば、DefenderはWindowsアップデートと一緒に常に最新版に保たれるため、インストール後に放置していても勝手に最新のウイルス定義へ更新される安心設計。
初心者にとっては、わざわざ別のソフトを選んで設定するより、初めから搭載されているDefenderのほうが安全で手軽です。
権威ある第三者機関の評価でも上位常連(AV-TEST / AV-Comparatives)
Windows Defenderが「無料なのに強い」と言える理由はもう一つあります。それは第三者機関による性能評価でも高スコアを出していることです。
たとえば
- AV-TEST(ドイツ)によるMicrosoft Defenderの評価結果/https://www.av-test.org/en/antivirus/home-windows/manufacturer/microsoft/?utm_source=chatgpt.com
- AV-Comparatives(オーストリア)によるMicrosoft Defenderの評価結果/https://www.av-comparatives.org/av-comparatives-awards-2024-for-microsoft/?utm_source=chatgpt.com
という、世界的に権威あるセキュリティ評価機関では、毎年ウイルスソフトの性能テストが行われています。Defenderは「保護性能」「誤検知率」「動作の軽さ」すべての項目で上位にランクイン。

無料なのに有料ソフトと同じか、それ以上に強いなんてズルい!笑
2024年のテストでも、Defenderは有名ソフト(例:NortonやMcAfee)と同等のスコアを記録しており、「わざわざ有料を選ばなくても十分」ということが客観的にも証明されています。
なぜ有料ソフトを薦められるのか?その“闇”と真実
アフィリエイトのカラクリと広告の誘導
ネット検索でよく見かける「ウイルスソフトおすすめ○選」や「買うべきセキュリティソフトランキング」——あれ、実は広告です。
裏側では「そのソフトを買ってもらうと広告収入(アフィリエイト報酬)」が入る仕組みになっています。1本売れるごとに2,000円〜4,000円前後の報酬が入るケースもあるため、サイト運営者は“高報酬なソフト”を上位に並べがちです。

えぇ〜!?“おすすめランキング”って、報酬の高い順だったりするの?
もちろん、すべてが嘘とは言いません。でも「本当にあなたに必要か?」よりも「売れたら儲かる」が優先されているページが多いのは事実。おすすめ=中立ではないと知っておきましょう。
量販店・メーカーPCに“勝手に入ってる”のはなぜ?インセンティブ営業の実態
家電量販店や携帯ショップで、パソコンを買うと「このセキュリティソフトも入れておきますね」と勧められた経験、ありませんか?
でも実はそれ、「親切心」ではなく「インセンティブ営業」というビジネスの一環なんです。
有料ウイルスソフトには1本あたり30〜40%もの販売マージン(手数料)がついており、店や販売員にとっては売れば売るほど利益が出る“おいしい商品”。
だからこそ、「必要だから」ではなく「売りたいから薦める」が本音だったりします。

まさか“お得なセットです”って言われたのが営業トークだったなんて…!
そして気をつけたいのは、ネットで買ったパソコンも同じように“仕込まれている”という点。
たとえば
- DELL(デル) … McAfee(マカフィー)の体験版が自動インストール
- Lenovo(レノボ) … 同様にMcAfeeやノートンの体験版がプリインストール
- HP、富士通、NECなど … 製品によっては「3年間無料」などを装った有料版への誘導が組み込まれている
つまり、ネットで「新品PC」を買っても、初回起動時に“有料ソフトの体験版”が入っていることがほとんど。

えっ、最初から入ってるってことは、“それが標準?”だと思っちゃう人、多いんじゃ…?
その通り。しかも試用期間が終わると、
- 「保護が終了しました」
- 「今すぐライセンスを更新して守りましょう!」
というような不安をあおる通知が出てくるため、思わず課金してしまう人も多いんです。
初心者が「必要だと思い込む」情報環境
多くの人が「パソコン買ったらウイルスソフトを入れるのが当たり前」と思い込んでいます。これは、長年にわたり「パソコン=ソフトバンドル販売」の文化が根付いていたせいです。
その結果、「最初から入っていた有料ソフトの試用期間が切れたら不安になる」→「延長してしまう」というパターンが一般的に。

体験版が切れます!ってポップアップ出ると、不安になって課金しちゃいそうになるよね…!
でも冷静に考えてください。Windows Defenderは無料で常駐&更新され続けるのです。
“何も入ってない”ように見えるだけで、実はしっかりガードされている。初心者にこそ、その安心情報を知ってほしいのです。
メーカーも販売店も「売れれば儲かる」構造があるから、ウイルスソフトは“勝手に入れておく”のが常套手段。
だからこそ、「入ってる=必要」ではないという視点を持つことが、初心者にとってとても大切です。

有料ソフト VS 無料のWindows Defender【2025年最新版比較】
ブロック率・誤検出・パフォーマンス比較(2024年3月テスト結果)
「やっぱり有料ソフトのほうが性能いいんでしょ?」と疑問に思う方も多いでしょう。
でも実際には、Microsoft Defender(Windows Defender)は有料ソフトと互角以上の結果を出しています。
2024年3月に行われたAV-Comparativesの「リアルワールド保護テスト」では、次の3つの評価基準で性能比較が行われました:
評価項目 | 内容 |
---|---|
✅ ブロック率 | ウイルスをきちんと検知して止められるか |
✅ 誤検出率 | 無害なファイルを間違ってブロックしないか |
✅ システム負荷 | パソコンが重くならずに快適に使えるか |
結果はというと…
- Defenderはブロック率98.8%超え(有料ソフトとほぼ同等)
- 誤検出も少なめで優秀な部類
- パフォーマンス評価では“軽い部類”に分類される

えっ、Defenderって“ただのオマケ”かと思ってたけど…ちゃんとガチで強いやつだったのね!?
このように、無料ソフトだからといって過小評価するのはもったいないレベル。性能面ではトップクラスです。
Defenderが優れている具体的なケースとは?
では、どんなユーザーにとってWindows Defenderで十分なのか? 以下に代表的な例を挙げます:
🔹 ケース1:Web検索・動画視聴が中心
→ 危険なサイトにアクセスしない限り、Defenderでほぼ対応できます。
🔹 ケース2:ファイル共有をあまりしない
→ USBや不審ファイルを扱わないなら、外部感染リスクは低くなります。
🔹 ケース3:Windows Updateをちゃんと行う
→ DefenderはWindowsの更新と一体化しているので、アップデート=防御力強化になります。

難しいことしなくても、ちゃんと更新してればOKってことね!わかりやすくて安心〜
つまり、普通の使い方をしている多くの人にとって、Defenderで“必要十分”な防御力があるのです。
有料ソフトにも潜むリスクと“裏話”
カスペルスキー問題に見る“裏切られるセキュリティ”
実は、有料ソフトにも「信じて使っていたら裏切られる」というリスクがあります。
有名なのがロシア製ウイルスソフト「カスペルスキー(Kaspersky)」の例です。
このソフトは長年にわたり高評価を得ていましたが、
2022年、アメリカ政府が“国家安全保障上の脅威”として使用を禁止。
理由は、ロシアの情報機関がソフトを通じてユーザーの情報を不正取得した可能性があるためです。

えっ…“守ってくれるソフト”が“情報を抜いてた”かもしれないって、こわすぎない!?
つまり、「有料だから安心」というわけではなく、どこの企業が作っているか・政治的背景も考える必要がある時代になってきているのです。
PCが重くなる/情報収集される?見落とされがちな副作用
もう一つの見落としがちポイントは、有料ウイルスソフトがパソコンの動作を重くしてしまうことです。
たとえば:
- 起動時に裏で常にスキャン
- ネット接続ごとに通信の監視
- 他のアプリとの相性で遅延・不具合
結果、パソコンの起動が遅くなったり、ソフトがカクついたりすることがあります。
さらに、一部ソフトでは「利用者の使用状況データを収集」しているものもあり、プライバシー面でも注意が必要です。

お金払って入れたのに、動作が遅くなるとか、情報抜かれるとか…なんか納得いかない〜!
📌 まとめると
有料だから安心、有料だから高性能、というのはもはや過去の話。Windows DefenderもWindowsライセンス料金を払っているから無料で使えるのです。
むしろ、不要な副作用やセキュリティリスクを抱えるケースもあることを知っておくべきです。
ケース別|ウイルスソフトが“必要な人”と“不要な人”の違い
ネット利用が軽めなら、Defenderだけで十分
以下のような使い方の人は、Windows Defenderだけで基本的に問題ありません。
利用スタイル | 特徴 |
---|---|
🔸 調べ物・動画視聴 | 危険なサイトにアクセスしない |
🔸 メールは主にGmail・Yahoo!メール | セキュリティフィルターが強力 |
🔸 オフライン作業が多い | 感染経路が限定的 |
🔸 自宅Wi-Fi使用のみ | 通信も暗号化されている |

私、ネットショッピングや動画観るだけだから、Defenderで十分ってことだよね!?
はい、それで大丈夫です。むしろ軽くて自動更新もされるDefenderの方が、初心者にとって安全・快適とも言えます。
こんな人は有料ソフトも検討すべき
一方、以下のようなケースでは、有料のウイルス対策ソフトの導入を検討してもよいでしょう。
利用スタイル | リスク要因 |
---|---|
🛒 怪しいオンラインショッピング | クレカ情報などの漏洩リスク |
👔 ビジネスで個人情報を扱う | 情報漏洩による信用問題 |
🎮 怪しいサイトのオンラインゲーム&MOD使用 | 改造データ経由の感染リスク |
特に、家族や顧客の情報を扱う業務用PCでは、万が一の損害が大きくなりやすいため、より手厚い防御とサポート体制が整ったソフトが有効です。

“安全よりお金を節約”はダメだけど、“自分に合ってる防御を選ぶ”のが大事ってことだね!
Windows Defenderが正しく機能しているか確認しよう
せっかくDefenderを使うなら、ちゃんと動作しているか確認することが大切です。
セキュリティの状態を確認する手順
- スタートメニュー → 「セキュリティ」と入力し、「Windows セキュリティ」を開く
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択
- 緑のチェックマークが出ていれば、保護状態はOK!

わー、思ったより簡単だった!ちゃんと緑マークが出てて安心〜
ランサムウェア防止は“手動でオン”にしよう
Defenderには「ランサムウェアの防止」機能もありますが、初期設定ではオフになっていることがあります。
以下の手順でオンにしておくと、より安心です:
- 「ウイルスと脅威の防止」→「ランサムウェア対策」
- 「コントロールされたフォルダーアクセス」をオンにする
注意:この機能は誤検知が起こることもあるため、特定のアプリで問題が出たら例外設定をしましょう。
まとめ|ウイルスソフトは「買う前に疑え」
✅ 無料のWindows Defenderは、2025年現在も十分に“使える”ウイルス対策ソフト
- ブロック性能・誤検知率・動作の軽さなどで高評価
- 権威ある第三者機関のテストでも上位にランクイン
✅ 有料ソフトが売られる背景には“広告と営業の仕組み”あり
- アフィリエイト報酬・販売マージンの存在
- 初心者は「入ってる=必要」と思い込まされがち
✅ ケースによっては有料ソフトが必要なこともあるが、多くの人には過剰防衛
- ネットバンキングや機密情報を扱う営業管理業務用途など
- 通常利用ならDefenderで十分な守りが可能

なんとなく“買ったほうが安全かな?”って思ってたけど、ちゃんと理由を知ったら、無駄なお金は払わずに済みそう!
